私は、わりと実験好きな性格です。とよく書いています。

本やSNSに書いてあることでも、「本当にそうなのか?」と思ったら、できる範囲で自分でも試してみたくなります。

鵜呑みが苦手な、かなりちょっと疑い深い性格です(笑)。

投資についても同じで、頭で理解するだけでなく、実際にやってみて納得したいタイプ。

以前、このブログで「アクティブファンド(プロにお任せ)は、長期ではインデックス(平均狙い)に勝てない」って本当?という疑問からスタートした、実験中の比較記事を書きました。

同じ「世界株式」なのに差が出た理由 ─ アクティブとインデックスを1年10ヶ月比べて見えたこと同じ世界株式を投資対象に、アクティブファンドとなインデックスファンドを1年10ヶ月比較。買付日を揃えた実体験から、差が出た理由や途中経過で見えたことを整理しました。投資は実験中です。...

今回は、その2年2ヶ月(26ヶ月)時点の最新アップデートをお届けします。

期間が延びたことで、2つのファンドの差は縮まったのか、それともさらに開いたのか。

リアルな数字と、「なぜここまで決定的な差がついたのか」という原因に迫ります。

⚠️【はじめに大切なお知らせ】
こちらの銘柄比較は、あくまで個人的な「アクティブ運用」と「インデックス運用」の検証(実験)を目的としたものです。
私自身、新NISA口座ではこれらの銘柄は購入・運用しておりません。

比較している2つのファンド

私が2024年5月に、同じタイミングで仕込んだのはこちらの2銘柄です。

どちらも「世界」を投資対象にしていますが、アプローチは180度違います。

アクティブファンド代表:『なかの世界成長ファンド』
投資のプロ(ファンドマネージャー)が「これから成長する!」と見込んだ世界中の素晴らしい企業を厳選して投資するスタイル。

インデックスファンド代表:『たわらノーロード 全世界株式』
世界全体の市場平均(株価指数)と同じような値動きを目指す、低コストで究極の「丸ごとほったらかし」スタイル。

(※投資開始日は、たわらが2024年5月1日、なかの世界成長が5月2日で、事務処理上の1日のズレがありますが、同日に同条件で買い付けを行っています。)

それでは、2026年7月14日時点の途中経過を見てみましょう。

【2年2ヶ月寝かせた結果】現在のパフォーマンス比較

アクティブファンド:『なかの世界成長ファンド』

インデックスファンド:『たわらノーロード 全世界株式』

一つにまとめた表です。

左右にスクロールできます →
ファンド名 年間コスト(信託報酬・税込) 保有期間 評価損益(率) トータルリターン
なかの世界成長 年1.3%~1.5%程度

(たわらの約13倍)
2年2ヶ月 +49円

(+24.25%)
+49円
たわらノーロード 全世界株式 年0.10989% 2年2ヶ月 +108円

(+53.77%)
+108円

もし、あの日に100万円を投資していたら…

1年10ヶ月時点でも約25ポイントの差が出ていましたが、2年2ヶ月が経ち、その差は29.52ポイントにまで拡大しました。

もし、あの日それぞれのファンドに100万円を預けて、そのまま何もせずに寝かせていたら、今頃こうなっています。

①なかの世界成長ファンド(アクティブ)

・成績:+24.25%

・100万円 → 約1,242,500円

・増えた額:+242,500円

②たわらノーロード 全世界株式(インデックス)

・成績:+53.77%

・100万円 → 約1,537,700円

・増えた額:+537,700円

計算してみると、その差は295,200円

同じ時期に、同じ「世界」を対象に投資を始めたにもかかわらず、ファンドの選び方ひとつでたった2年2ヶ月でも、約30万円もの差が生まれていました。

もちろん、投資に絶対はありません。

今後、なかの世界成長ファンドが巻き返す可能性もゼロではないでしょう。

それでも、2年2ヶ月という時間が経過した今、「短期間の一時的なブレ」と片付けるには、見過ごせない差になってきたように感じています。

同じ「世界株式」なのに、なぜここまで大差が?

プロが厳選してくれているアクティブファンドが、なぜ市場全体に投資するインデックスファンドに、ここまで差をつけられてしまったのか。

2年以上、自分のお金で実験を続けてきた私なりに考えてみると、大きな理由は2つあるように感じています。

理由①:手数料は「確実に引かれるお金」

まず、見逃せないのが信託報酬(手数料)の差です。

なかの世界成長ファンド:年1.3~1.5%程度

たわらノーロード 全世界株式:年0.10989%

その差は、約12〜14倍(間をとって約13倍)

2年2ヶ月の手数料がこちら

実際に、楽天証券で「2024年5月~2026年7月」の概算管理費用を確認してみました。

結果は次のとおりです。

・なかの世界成長ファンド:概算管理費用 7円

・たわらノーロード 全世界株式:概算管理費用 1円

今回の実験では、どちらも投資額はわずか200円です。

それにもかかわらず、2年2ヶ月で支払った概算手数料には7倍もの差がありました。

「たった6円の違い」と思うかもしれません。

でも、これが20万円、200万円、2,000万円と投資額が大きくなれば、その差も比例して大きくなっていきます。

実は、投資を始めた頃の私は、信託報酬をほとんど気にしていませんでした。

1%という数字を見ていたのかどうかさえ怪しいくらいです。

だからこそ、自分のお金で2年以上運用を続けてみて、「手数料は小さな数字に見えて、長い時間をかけて効いてくる」ということを実感しています。

投資のリターンは約束されていません。

でも、手数料だけは、確実に引かれていきます。

今の私なら、投資を始めたばかりの自分に、「まずは信託報酬を見てごらん」と伝えたいです。

100万円を預けた場合、たわらノーロードなら年間約1,100円。

一方、なかの世界成長ファンドは約13,000~15,000円。

手数料が高い分、それだけ高いリターンを期待したくなるのが人情です。

でも現実には、その重いコストを上回る成績を出し続けなければなりません。

理由②:市場全体の勢いを、そのまま受け取れたか

もう1つは、この2年間の相場環境です。

振り返ってみると、2025年春ごろには世界的な株安があり、どちらのファンドも一時はマイナスになりました。

この頃は、「意外と差がつかないな」というのが正直な感想です。

ところが、その後の世界株高で状況が変わりました。

特に米国の大型ハイテク株を中心に市場全体が大きく伸び始めると、インデックスファンドは、その追い風をほぼ丸ごと受け取って、一気に成績を伸ばしていきました。

一方、なかの世界成長ファンドは、プロが選び抜いた銘柄に集中して投資するスタイルです。

それが魅力でもあるのですが、今回に関しては、市場全体の大きな波に乗り切れなかったように見えます。

その結果が、2年2ヶ月時点での、

・たわらノーロード 全世界株式:+53.77%

・なかの世界成長ファンド:+24.25%

という差になって表れました。

もちろん、これだけで「アクティブファンドはダメ」と言うつもりはありません。

今後、逆転する場面が来るかもしれません。

ただ、少なくともこの2年間については、「市場全体を買う」というシンプルな選択が、プロの厳選を上回る結果になっていました。

投資って、本当にやってみないと分からないものですね。

そして、だからこそ、自分で経験したことは何よりの勉強になるのだと思います。

※本記事は、筆者が実際に2年2ヶ月運用した結果と個人的な感想をまとめたものです。特定のファンドや投資手法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身でお願いいたします。

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