何気なく買って、何気なく出しているゴミ。
私が育ってきた時代で、ゴミ袋にお金を払う時代が来るとは思ってもいませんでした。
ゴミ袋代は全国で違う
ゴミ袋は全国一律ではなく、一袋数円〜百数十円とまちまちで、種類も生ごみ用、プラスチック用、粗大ゴミなど、計算すると月に数百円と意外と払っています。
とは言っても、ゴミ処理場も焼却コストがかかり、焼却しても全てが燃えて消えてなくなる訳ではないので、ゴミが溜まったらいずれ場所を変えなくてはいけません。
今後もゴミ袋が高くなる可能性はあるかもしませんね。
だからと言って、この狭い日本で、安易に焼却場を建てればいいわけでもありません。
このままだとゴミの行き場がなくなるような事態にもなりかねない。

助成金を出してくれる市町村を探してみては?
全国の自治体は何も考えていないわけではなく、各家庭でゴミを少しでも減らしてほしいということで、生ゴミ処理機に助成金を出してくれる自治体もあります。
お住まいのエリアは対象かを確認すると良いと思います。
もし、お住まいのエリアで助成金が出るようなら一度考えてみるのもアリですね。
ゴミ処理の種類
助成金が出るから、生ごみを処理機を購入するといっても、まずは自分に合う物を見つけることから始まります。
処理機を購入する前には自治体で決まっている機器や、手順や申込期間などがあるので、必ず確認してから購入してください。
①自動生ごみ処理機
色や形が豊富で、生ごみを乾燥させてカラカラにしてくれて、ゴミの減量化ができる。
匂いがしなくなるので、台所でも使用可能。
電気を使用するコストが必要。
②コンポスト庭に設置や埋めるタイプ
庭や土地があれば置ける。個人の畑などでよく目にした覚えがあります。
堆肥に使える。
③ボカシを使ったコンポスト
ぼかしも良いってよく聞きます。ぼかしや促進剤を追加で入れてあげたり、分解したゴミが消えずに増えるので菜園する人には良いわね。
ぼかしや促進剤がなくなったら、購入する必要がある。
④ミミズコンポスト
ミミズは生ゴミだけじゃなく、紙なども分解してくれて素晴らしい働きをするそうです。
コンポストに適しているのは、シマミミズという種類のミミズだそうです。
育てることが好きだったり、生き物好きなら上手に育てて増やすこともできる。
冬は暖かくしたり少しお世話が必要です。
人によってはミミズ嫌いという方もいますが、私は大丈夫です。
大体こんな感じでしょうか、ということで最後の最後にキエーロと出会いました。
生ごみが消えるキエーロ?
神奈川県葉山町の松本さんという方が開発されて、自治体でも助成金を出しているところもあるので確認すると良いですね。
実は、私の地域では、助成金の対象ではありませんでした。
それでも使ってみたいと思った点をあげると、
- 使うのは黒土だけというコストパフォーマンス
- 生ごみと水と黒土だけで数日〜冬は2週間くらいで分解される
- 生ごみを深めに埋めてあげれば、臭いも出にくいので虫などが来にくい
- 生ごみがないだけでゴミ出しが、「かなり減る」月に1回という人もいるそうよ。
- 生ごみが減るので、夏場でも臭いがなく、台所のコバエなどに悩まなくてすむ
- カビや、腐ったものでも分解してくれる
- 水、太陽光と風の流れが確保できれば、場所もさほど取らない。
- 土が増えないので、追加コストなしで経済的
- 自作可能
よく紹介されているのは、大きい木製のキエーロですが、大きさの限られているベランダなどで使用するには大きすぎるし、引越しもあるので小さい物を作りました。
自作キエーロ費用
ということで、我が家二人暮らしの自作キエーロを紹介します。

約5,750円(日干しバスケット込みにしています)
-
- 黒土2袋(14L/@1440円)我が家は車を持たないので通販で購入しましたが、ホームセンターなら安いと思います。
- 容器は、28Lプランターを購入(約1,300円)
サイズ約:幅515×奥行335×高さ258㎜
内寸サイズ:幅465×奥行285×高さ258㎜
底面サイズ:幅400×奥行220×㎜ - 蓋は、収納ボックスの物を使用(家にあったので0円)
その下の青いのは、梅干しを干すために購入していた日干しバスケット今回はこのために購入はしていませんが(約1350円)
- スコップなどは100均
- 重石用のレンガ(風で飛ばないようにすれば石でもOK)
- プランターに黒土を入れて、しかもすぐにゴミを入れられるというお手軽さ


容器はこちらのプランターを使用しています。
黒土はこちら
中蓋代わりはこちら
蓋はこちらの大きさを参考にしてもらうと合うと思います
蓋だけを見つけました。
外に出しっぱなしなので、経年劣化して蓋が割れてきたので、蓋だけ購入しました。(2022年8月)

使用期間と我が家のゴミ事情
5月の時点で使用期間は、約4ヶ月です。
1回の投入量は、約200〜300g+水(土が湿るくらい多すぎると分解しづらくなります)
①15〜20㎝掘ります(虫対策のためにも、掘るのは重要です)
②生ごみと水を投入したら、スコップで混ぜて黒土と生ゴミが混ざるようにします
③上に土を被せます
私が住む地域では、真冬になると氷点下2桁になることもあり、微生物の動きが鈍くなるので、投入期間を1週間くらいあけながら入れてましたが、生ごみは消えてくれました。
投入したゴミは、主に野菜クズ(ネギ関係や生姜は分解しずらい)果物(種は取り、硬めの皮は細かくする)魚の骨は分解しないそうです。
あとはゴミ受けに入った米や麺など。
カビてしまったオレンジを入れて黒土と混ぜたら、

2週間ほどでこのくらいになりました。
我が家は2人家族で、1日1〜2食で、品数も少ないです。
なので1日に使う野菜や肉、魚などの材料は少ないのでこれで十分ですが、家族が多い方などは、賄え切れないかもしれませんね。
その場合は、一回りほど大きな容器にするか容器の数を増やすと良いかもしれません。最初は実験的というなら、小さい容器から始めるのも良いと思います。
キエーロ実験の記事をまとめました。

魚で実験しました。

パイナップルでも実験しました。

柿酢とレモンの搾りかすも実験しました。

極寒地域のキエーロ事情は?

参考になったら、嬉しいです。