【50代子なし夫婦の終活】迷惑をかけないための「自分じまい」という考え方
義実家の「実家じまい」ですが、終わりの見えない山を、ようやく越えられそうです。
正直、しんどかったです。(まだ終わってないですが)
解体前に行なった義実家の片付けでは、遺品が2代にわたっていたので、量も結構あって、必要な書類を探すことは想像していたより、ずっと大変でした。
そしてこの度の解体工事が終了したら、実家じまいは80%終わったかなという感じです。
で、終わりが見えて思ったのですが、「次は、自分たちの番だ…」と。
子なし夫婦
私たち夫婦には子どもがいません。
だからこそ、他界した後始末を親族にしてもらうわけですが、「あのおじさんたちの片付け、本当に大変だった」こんなふうに思われるのは、ちょっとイヤだなと。
うまく言えないんですが、このまま何もせずに年を取るのがなんか、気持ち悪い。
だから、今のうちにできることはやっておこうと考えました。
ということで、私なりの「自分じまい」、整理してみます。
1. 道具を「自分が楽になる物」へ入れ替える

40代からミニマリストっぽく物を減らした生活をしていますが、親たちの世代の生活を見て、老後のミニマリズムは、単に物を減らすことではないと思い始めました。
「自分の身体への負担を減らすこと」これを最優先に考えます。
今は問題がなくても、将来の自分にとっては大きな負担になる可能性があります。
食器は割れない素材へ
重い陶器は、洗うのも片付けるのも負担になります。
さらに、落としたときの危険もあります。
これからは、
軽い・割れにくい・扱いやすい
この3つを基準に、おいおい切り替えていく予定でいます。
ブラックとブラウン、ベージュもあるタイプ。こういうので良くなるんだろうなぁ。
陶器より捨てやすい気もします。
便利家電を増やす
現在、我が家では電子レンジ、トースター、炊飯器、テレビなどの電化製品は持っていません。
今は全く不便はないのです。
しかし、老後になった時、買い物も億劫になり、総菜や冷凍のお弁当などにお世話になると思うので、「身体がキツイ」と感じたときに頼れるものがあるかどうか。
あんなに手作りしていた義両親が、総菜や寿司、パン、お弁当を購入してしていたのは驚きですが、これが現実なのだと思います。
これは、生活の質を大きく左右します。
電子レンジや炊飯器は、今は使わなくてもその時になったら「便利な道具」としてすかさず購入する。
無理をせず、文明の利器を使いながら、自立した生活を長く保つ。
ゴミが増えますが、その分他の物は少なく生活します。
それも、周囲に迷惑をかけないための大切な選択かなと思い始めました。
2. 相続手続きの「一括対応」という追い風
少しずつ使わない銀行の整理は進めていますが、自分じまいの中でも大きな不安が「死後の相続手続き」です。
そんな中、こんなニュースが入ってきました。
証券会社や銀行などの金融機関が連携し、相続手続きをオンラインで一括対応できる仕組みが検討されています。
これまでは、「銀行ごと・証券会社ごと」に個別で手続きをする必要があり、大きな負担となっていました。
しかし今後は、一つのサイトで情報を入力するだけで、複数の金融機関の手続きがまとめて完了する仕組みが整備される予定です。

出典:Yahoo!ニュース
2028年秋ごろには全国で利用できる見込みとされており、相続手続きの流れは大きく変わる可能性があります。
大きく流れは変わりそうですが、今からできることはやっておきたいところです。
・使っていない口座は減らしておく
・資産を分散しすぎない
・管理しやすい形にまとめておく
今のうちから整えておくことで、「自分が一番楽になる」と思います。
3. 「家系の幕引き」をデザインする

形のないものに、過剰なコストや手間はかけない。
これが、私たちの考えです。
遺言書は「公的に残す」
残された親族が迷わないように、公証役場で「公正証書遺言」を作成する。
葬式・戒名・お墓はシンプルに
ここが一番の削りどころです。
実は、現在あるお墓は最終的に「墓じまい」する予定です。相方も了承済み。
ですので、お寺とも縁はきれて、ある意味自由になるので、
・お葬式:やらない(必要なら周りに任せる)
・戒名:いらない
・お墓:管理不要にする(樹木葬・合同墓)
「死んだあとのことは知らない」でも、「片付ける人の未来の手間は極力減らす」この割り切りが、現実的だと考えています。
4. 「自分じまいの費用」は、最後まで手放さない
お金の運用については、頭が冴えている内にそこそこ仕組み作りができています。
老後の生活費、それ以外に「最後の片付けに使う分は、ちゃんと残しておく」おこうと考えて準備します。
義父のお葬式や、実家じまいを経験して痛いほど思い知らされたのは、仏事にも片付けや、処分にも、建物の解体にも思っている以上にお金がかかるという現実です。
使い切って亡くなって、「あとはよろしく」と、空っぽの通帳を渡すわけにはいきません。
だから私がやっておこうと思っていることは
・使い切らない、混ぜない
生活費とは別に「片付け専用の予備費」として、手をつけない聖域を確保しておく。
・誰が見ても分かる形(遺言書)にしておく
親族が「遺産の振り分け」に迷わないように、法的効力を持たせておく。
「法的効力を持たせておく(と言っても、この世に100%絶対はないことも承知の上です。それでも、残された人が『手続きの迷路』に迷い込まないための、今できる最善の道標として作成します)」
ということで、今のうちに整えておこうと思っています。
あちらの世界?(あるとも思っていませんが)への手土産はいりません。
でも、こちらの世界に残る人のための「最後の清算費用」だけは、きちんと用意しておく。
それが、大人としての最低限の責任だと思っています。
最後に
実家じまいを経験したからこそ分かる、あの「残された側の重荷」。
それを、自分の親族に背負わせないために。
「自分たちの代できれいに終わらせる」という方針は、老後を迎える前にある程度決めておく。
道具を替え、仕組みを使い、言葉を残す。
そんな「幕引き」を、今から一つずつ形にしていこうと思います。
