【実家じまい】業者探し編ついに完結。信頼の一社を選び、契約へ
ついに、この日を迎えることができました。
本当に納得できる業者さんに出会えるのだろうか。
そんな不安を抱えながら進めてきた「実家じまい・業者探し編」。
ようやく、信頼してお任せできる一社を決め、契約の手続きへと進みました。
2社との対話で見えてきた「誠実さ」の差
今回、相見積もりしたのは2社でした。
納得がいくまでメールでやり取りを重ね、
・万が一の事故に備えた保険
・追加費用が発生した場合の連絡体制
・建設業許可の有無
・建設リサイクル法への対応
など、契約前に確認しておきたいことを一つずつ整理しました。
見積額に大きな差はなく、どちらの対応も丁寧。
「どちらを選んでも問題はなさそう」
そう感じたからこそ、次に迷ったのがここでした。
「結局、何を基準に選べばいいのか?」
そこで私は、「安心して任せられるかどうか」を軸に、判断基準を整理することにしました。
判断のポイントは3つ
① 保険に加入しているか
万が一の事故が起きたときに、きちんと対応できる体制があるか。
これは契約前にしか確認できない部分です。
② 見積書の中身が見えるか
1枚でまとめられているもの
写真付きで明細が細かく分かれているもの
同じ金額でも、「何にいくらかかるのか」が分かるかどうかで安心感は大きく変わりました。
③ アスベスト費用が明確か
解体費用とは別にかかるアスベスト費用。
この内訳が分かれていることで、総額の見通しが立ちやすくなりました。
最終的な決め手はここでした

最終的に依頼を決めたのは、B業者でした。
比較したA業者の見積書がシンプルな「1枚」だったのに対し、B業者の見積書は詳細な「7枚」。
現地の写真が添えられ、どの作業にどれだけの工数がかかるのかが素人目にも一目でわかる内容でした。
面積についても、図面上の数字ではなく、実際に現地で実測した数値をもとに算出されており、その誠実さが伝わってきました。
また、リスク管理の面でも大きな差がありました。
確認したところ、A業者からは「保険には加入していません」との回答が。
正直に答えていただいた点は信頼できましたが、万が一の事故を考えたとき、やはり不安が拭えませんでした。
一方でB業者は、「保険への加入」はもちろん、万が一の際の対応範囲についても明確な説明がありました。
1. 「一式」で終わらせない詳細な内訳
2. 現地実測に基づいた納得のいく根拠
3. 万が一の事故に備えた保険の完備
この3点が揃っていたことが、最終的な決断の決め手となりました。
また、土地家屋調査士さんからも、「解体業者は、必ず相見積もりを取って比較した方がいいですよ。」と助言がありました。
事前に調べて進めていたことではありましたが、現場を知るプロの方から直接聞いたことで、「やってきたことは間違っていなかった」そう思えた瞬間でした。
業者探しと並走して進めた「重要ミッション」
業者選びと並行して、
・ライフラインの解約
・残置線(NTT・電力会社)の撤去依頼
・取毀後の滅失登記に必要な資料(登記簿・我が家の場合戸籍など)の準備
・滅失登記で分からないことは法務局へ確認(士業に頼まず自分でします)
・役所へ建物取毀後の連絡方法の確認
地主さんとの更地に関する擦り合わせ(ブロック塀の基礎や境界、上下水道をどこまで撤去するか・何を残すかの確認)
・親族間の連携
など、やるべきことは山のようにありました。
解体工事を簡単に考えないで
解体工事は「重機で一気に壊すだけ」と思われがちですが、最近では家の中の残置物もそのまま解体業者に依頼するケースも増えているようです。
ただその場合、残置物の分別や処分が別工程となるため、時間も費用もかかる傾向があります。
業者が処分する場合は「産業廃棄物」として扱われることが多く、自治体のゴミとして自分たちで処分するよりも、コストが高くなることがあります。
今回、2年前に家の中を片付けていたことで、解体工事の準備に集中できたのは大きかったと感じています。
手間はかかりますが、あらかじめ少しずつ片付けを進めておくことが、結果的に負担を減らすことにつながると実感しました。
いよいよ契約へ

ひとつずつ進めてきた準備が、ようやく形になろうとしています。
土地家屋調査士さんとの立会いの日は、この日のために、パートナーと少し良い地元の銘酒を用意して現地へ向かいました。
これまで家族を守り続けてくれた家と土地に、感謝を込めて献酒を行い、自分たちの中でも一つの大きな区切りをつけることができました。
そして、先日業者さんから届いた契約書を手に、最終的な返送の手続きを進めています。
実家が形をなくしていく寂しさはありますが、やるべきことを尽くし、土地への感謝も伝え終えた今、どこか晴れやかな気持ちでその時を待っています。
長かった業者探し編は、これで完結です。
