義実家の片付けは業者と外回りの件で少しすったもんだしたのですが、無事に終わりました。
先日、相方の兄弟がスッキリした家の中を見てきてくれたそうで、「綺麗になってたよ、ありがとう」という言葉をもらいました。
やって良かった。
そう言ってもらえると、家族だけでなく、親族の理解は大きいとつくづく感じますね。
片付けシリーズのリンクです。
お題についてですが、
あの義実家にあった物を、売ろうと思えばお金になる物はあったと思います。
しかし、リサイクルやフリマアプリを使うこともせずに、業者に依頼して処分したのには理由があります。
それをこれからお話します。
賛否両論あるかもしれませんが、我が家の考えの一つとして読んでいただけると幸いです。
衛生的な問題
以前の記事でも書きましたが、義実家の家の中にはネズミが住んでいました。
いつから住み始めたのかはわかりませんが、結構前から住んでいたと聞いていますが、部屋の中まで来ることはなかったようです。
しかし、認知症が原因で部屋の中が荒れて、食べ物を片付けられないようになってから、部屋やキッチンまで来るようになったのかもしれません。
片付けのために家の中に入って確認すると、部屋の中やキッチンにはフンが所々に落ちていました。
なぜか閉まっている冷蔵庫の中にもフンがある。
これからお見せする写真は、ネズミが出入りしたであろう引き戸の穴の写真です。
ネズミが齧って出入りした形跡ははっきりしています(悲鳴)。
また、この部屋は台所から一番離れた使っていない奥の部屋で、そこからネズミが入って来たために、寝室や居間を通り、キッチンまで行くという「全ての部屋を横断しているんです。」
ということは、衛生的にどの物にネズミが触れているか分からないので、それを売ろうという気にはなりませんでした。
面白かったのは、樟脳(しょうのう)が入ったタンスには、明らかにネズミが入っていないのがわかりました。(齧られてないフンがない)
樟脳とは防虫剤のことです。
昭和の時代は必ずタンスに入ってました。
天然物とかも手軽に手に入るんですね。
御線香の入っている仏壇の引き出しのものも全く無傷でした。
後々調べてみると、匂いには敏感らしいので、苦手なんだろうなと思います。
理由は他にもあります。
素人
素人が荒れた家の中からお宝を探し出すのは困難ですし、どれがお宝かもわかりません。
何が売れるかフリマアプリを立ち上げて選別もできませんし、自宅に送料をかけて物を送る気にもなれませんでした。
仕分けと時間制限
今回私たちは遠方から帰省している為、タイムリミットが数日しかなく、書類や必要なものを探し出すだけでも時間が必要です。
実際、早朝からお昼も食べずに休憩もせずに、8時間仕分けをしても全く追いつかないんです。
いくら物の処分を全て業者に頼んだと言っても、家族しかできないことは多々あるので、「仕分けをなめたらあかん」と心から痛感しました。
時間の制限がある中で、更に素人が売るものを見つけることは無理でした。
仮に仕分けができたとて
仮に仕分けができたとしても、そこから綺麗にして売る必要があります。
それを仕事や副業にしたり、楽しみにしたり、生活の糧にされているなら、その手間は大事な時間ですが、私たちにはそうは思えないし出来ない。
除菌したり、綺麗にするにも、時間と労力とお金がかかる(ネズミだからというのもある)。
ですので、それを全てしないと決めて、お金をかけて業者に依頼したおかげで出来た少しの合間を使い、施設にいる義両親に会いに行きました。
仕分けや片付けを始めた時は、無理かと思いましたけど、会うことができて良かったです。
片付けをしてつくづく感じるのは、新しい物を買うのはいいのですが、お役御免になった物や、忘れているような物は、定期的に仕分ける時間を作り、陽の目の見せるなり、処分するなりしないと後々困る人が出てくるということをやっぱり考えないといけないなと思う今日この頃です。