今朝の岩手県沖の大きな地震で、関東に住む我が家も結構長く揺れました。

改めて突きつけられたのは、激しい揺れの中では自分と家族の命を守るのが最優先で、家具を押さえることすらできないという現実です。

私自身、50代になって年々、咄嗟に動ける年齢ではなくなっていることを痛感しています。

それと同時に、40代の頃に比べてモノの管理が億劫になりつつあるのも事実です。

だからこそ、大切な自分や家族の安全を守るためには、普段から「家を軽くしておくこと」が何より大切なのだと思います。

義実家の片付けを体験して痛感したのは、家の中にある何気ない物ほど、災害時のリスクになるだけでなく、最後は誰かが管理し、片付け、お金を払って処分する日が来るということでした。

今から自宅や実家にある「普段見えていない物」を減らしていくことが、未来の自分たちの老後をラクにすることにつながります。

そこで今回は、今すぐに手放しておきたい5つの物をご紹介します。

1.お客様用の布団(+座布団)

2.大量の食器類

3.大きな家具、大きな仏壇

4.多すぎるストック(日用品・食品)

番外編.トイレの小物関係

「今ならまだ間に合う。先に減らしておきたい物」

1. お客様用の布団(+座布団)

昔は「お盆や正月に親戚が泊まりに来るから」と、何組も用意していたお客様用の布団。

義実家の押し入れにもぎっしり詰まっていました。

相方に聞くと、40年位前は親戚の集まりで実際に使っていたとのこと。

そんなにたくさんの布団を干したり、シーツを洗って管理したりする体力はありません。

そもそも、老後は来客が泊まっていく頻度自体が激減します。

気づいた時には、押入れを圧迫するだけの物になります。

これは座布団も同じです。

どこに仕舞われていたの?というくらい、押し入れから出てくる。

終いには、お坊さん用の立派で、とても重い座布団まで出てきました。

月1しか来ていないお坊さんに使う座布団。

そして、お経を唱えてもらい、お布施を渡すという。。。(これ以上書くのは自粛します)

これからの解決策:
どうしても必要な時は「布団レンタル」を利用する。

または、無理に自宅に泊めるのではなく、近所の「ホテルや旅館」に泊まってもらう。

その方がお互いに身体の負担もなく、気を遣わずに快適に過ごせますよね。

出番の減った大量の「座布団」もこの機会に手放してしまえば、押し入れに空きスペースが生まれます。

2. 大量の食器類


引き出物でもらったお皿や、滅多に使わない来客用の高級なカップ&ソーサー。

これらも食器棚の奥で眠りがちです。

老後は家にお客さんを呼んで、大皿料理を振る舞うような機会は減っていく一方です。

義実家でも、使われなくなった食器がギチギチに詰まっていて、奥のモノを取り出すだけでも一苦労でした。

重いお皿の出し入れは、年齢とともに毎日の地味な負担になっていきます。

さらに、今朝のような地震を経験すると、食器と棚の安全性が一気に心配になります。

激しい揺れの中で食器が飛び出して割れてしまえば、避難するときの足元を脅かす恐ろしい凶器になってしまうからです。

これからの解決策:

自分たちの普段使いの器に、せいぜいプラス2人分があれば十分。

ここで、高級な食器を普段使いにして気分も上げてみてもいい。

お気に入りの一軍だけを残して食器棚をスカスカにすると、毎日の出し入れがとってもラクになります。

また、これからの安心のために、少しずつ「割れにくい素材の軽量な食器」へ変更していくことにお金を使うのは、とても有効な投資だと考えています。

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3. 大きな家具、大きな仏壇

若い頃に買った婚礼家具や、立派な大型の仏壇。

これらも老後の暮らしを圧迫する大きな原因になります。

歳を重ねると、背の高い家具の上のものを取るのが危険になりますし、何より掃除も大変で、「地震や災害」のときのリスクも跳ね上がります。

実際、今朝のように地震があると心配になるのは、こうした大物家具のことです。

本当に大きい地震が起きた時、人間は自分が動けないくらい激しく揺れるため、あっちこっちの家具を押さえるなんて絶対に無理。

特に避難経路を塞いだりするリスクは、今のうちに無くしておかなければなりません。

これからの解決策:
大きなモノから、「背の低い家具」や「コンパクトな仏壇(モダン仏壇)」へ買い替えておく。

今のうちにサイズダウンをしておくことで、万が一のときも家具が倒れにくく、中身も減っているためモノが散乱しにくくなります。

「まだ使えるから」「高かったから」と古い大物家具を維持するよりも、安全に暮らすための「背の低い家具への買い替え」にお金を使う。

これこそが、これからの安心を見据えた本当に有効なお金の使い方だと確信しています。

【実家じまい】どうするお仏壇?解体工事を前に、浄土真宗の住職と親族と「納得の形」を探る日々義実家の解体をきっかけに、仏壇じまいについて考えました。浄土真宗の遷座法要という考え方や、住職から聞いた言葉をもとに、特別な法要を行わずに区切りをつけた実体験をまとめています。...

4. 多すぎるストック(日用品・食品)

「特売で安いから」「いつか使うから」と、洗剤やティッシュ、レトルト食品などを大量にストックする習慣。

これも、老後は真っ先に手放したいところです。

歳を重ねると、家の中に何がどれだけあるかを把握する記憶力や注意力がどうしても少しずつ衰えていきます。

「あることを忘れて同じモノを何度も買ってしまい、家がストックだらけになる」というのはよくある話です。

義実家にたくさんあったのは、高級な缶入りの入浴剤でした。

未使用の缶がたくさん出てきましたが、全て廃棄。

いくら安くても(高くても)、使い切れず、収納スペースを圧迫して部屋を狭くしてしまっては、それこそ「安物買いの銭失い」になってしまいます。

家をモノで溢れさせないためにも、買い物の基準自体を変える必要があります。

これからの解決策:
「安いから」ではなく、「必要な分だけ」買う。

食材のストックはせいぜい3〜7日分くらいを目安に。

これからは「ストックは3個だけ」などマイルールを決めて、購入にブレーキをかける意識が大切です。

家の中の在庫を常にシンプルにしておくことで、管理の手間もスペースも最小限で済みます。

番外編. マット類・水廻りの関係

「玄関やキッチン、トイレにはマットやカバーを置くもの」。まずはその常識をひっくり返してみます。

全てのマットやカバー、スリッパは、置いた瞬間から「管理する物」になります。

洗う。乾かす。替えを持つ。収納する。

ひとつひとつは小さな家事ですが、年齢を重ねるほど、この積み重ねが老後に重く効いてきます。

また、体力や気力が落ちたり、生活の変化が起きたりすると、これまで当たり前にできていた洗濯や交換さえしなくなる。

真っ黒になった、マット。

玄関からキッチンへ行き、そのキッチンマットの上で食事を作り、そのスリッパで家中を歩き回る。

常に清潔に保ちたいものが家中に汚れを撒いていく。

洗濯を後回しにしてしまうくらいなら、最初からない方が良いし、掃除も楽になります。

我が家では思い切って以下のような形にしています。

マットもスリッパもなし(掃除機を使って床のゴミをとる)

トイレフタカバーなし

男性は座って用を足してもらう(飛び散り防止)

トイレの便座だけ100均の便座カバーのみ使用

全部なくすのは最初は勇気がいりますが、慣れると驚くほど掃除がラクです。

これからの解決策:
「最初から置かない」。

便座の冷たさには、100円均一の貼るタイプの便座カバーを使う。

それだけでも十分です。

汚れたら床をサッと拭くだけで掃除が終わり、「洗わなきゃ」という名もない家事がひとつ減るだけで、これからの暮らしはとても軽くなります。

義実家の片付けで思ったこと


義母は以前、私にこう言いました。

「葬式代だけ残せばいいよね」と。

その言葉を聞いたときの私は、正直、それ以外にかかることがあっても、自分たちのお金で何とか片付けようと思っていました。

でも実際に義実家の片付けを経験して感じたのは、想像していた以上にお金も時間(遠方だったので)も必要だったということです。

家の中の物の整理、空き家の管理、名義や手続き、処分と解体費用。

積み重なると大きな金額になりました。

実は、何も考えないままその時を迎えると、残された家族への負担は想像以上に大きくなります。

だからこそ、お元気なうちに話し合うことは必要だと思っています。

時には気まずい空気になるかもしれません。

それでも、家や物、お金のことを避け続けるより、一度向き合った方が、結果として家族みんながラクになることもあります。

誰も子や孫に負担をかけたいわけではありません。

だからこそ感情だけではなく、法律や制度の話も交えながら現実を共有することも必要だと感じました。

例えば、相続登記の義務化や、空き家を放置した場合の管理責任、税金面での負担など、知らないままでは後から困ることがあります。

今の状況を把握して、少し先の未来を一緒に考えておく。

その積み重ねが、家族や親族みんなの未来を守ることにつながるのではないかと思っています。