私は実験好きです。
前回は、消滅型生ごみ処理機の「キエーロ」を自作したことを書いたのですが、今回は普通なら生ごみになるお魚が、10日間でどこまで分解されたのかを実験したので紹介します。
(追記:1か月半後の写真を追加しました)
*今回の記事は、生魚の頭とかの写真も出てくるので、見たくない方やお食事中の方などは、ここで他の記事を見ていただくか離脱をしてください。
キエーロとは
黒土にいるたくさんの微生物たちが、家庭から出る生ごみを分解、消滅してくれるという生ごみ処理機です。
神奈川県葉山町の松本さんという方が開発されたそうです。
意外とたくさんある生ごみ処理機から「キエーロ」に決めた経緯などは、前回の記事を「キエーロ」生ゴミが消える?と噂のコンポストを簡単に自作してみたを参照してください。
これが我が家のミニキエーロです。
失敗したことがあります
黒土を入れてからすぐに使えて便利なキエーロですが、最初の頃虫が沸いたことがあります。
確かに、臭いが漏れて生臭かったです。
一瞬後悔しそうになったけれど、現在は改善されたので、私のやり方が悪かったんです。
ポイントは15㎝以上掘って、生ごみを投入してお水を少し入れて黒土とよく混ぜた後で、しっかり黒土を被せないと虫がすぐにやってきます。
生ごみを投入した翌日に蓋を開けたら、ハエみたいな虫がたくさんいたので
と思い、すぐにインターネットで調べてみると、虫たちもちゃんと分解のお手伝いをしてくれる働きがので大丈夫だそうです。
しかし、虫などがやってくるということは、臭いが漏れているということなので、なるべく来ないようにするためにしっかり土を被せることがとにかく大事なのだそうです。
生魚で実験
いつもはキエーロに野菜や果物くず、ゴミ受けに溜まった麺や米類などを投入していますが、今回は、以前虫が寄ってきた原因になった「魚」を入れてみました。
また、生の状態の頭と尻尾、焼いて食べた後の骨(本当は分解しにくいので入れない方が良いそうです)を米糠と一緒に投入。
米ぬかは家にあった物を使ってみただけですので、無理に要らないので安心してください。
投入日は2021年5月15日
では、写真を
お魚さんのお頭や骨、尻尾
黒土と水(我が家は米の研ぎ汁)を一緒に混ぜます
土をしっかり被せます
2021年5月25日:投入から10日後
1週間のつもりが、10日経ってしまいました。
その間も魚を投入した隣に他の生ごみを投入していたので、3日に1回くらい蓋を開けましたが、虫は1匹もいなくて、臭いもなかったです。
数日で土の中を見たりすると臭いが漏れたりする場合があるので、臭いが落ち着く数日間は魚ゾーンはふれないようにしました。
では、10日後の自作ミニキエーロを掘ってみた写真を紹介します。
カビみたいな白いのは、分解が進んでいる証拠なのだそうです。
虫なし、臭い全くなし。
魚の骨と頭の硬い部分(写真には写ってないです)が残っていましたが、皮は分解したみたいです。
あと、周囲にゴロゴロとした塊がありますが、分解された土の塊なのでスコップですぐに砕けます。
10日で分解できたもの、できなかったもの
やはり骨などは残りますが、スコップでザクザク砕いたり、気になるようであれば捨てればいいと思います。
それよりも、臭いがないのは本当に助かります。
梅雨や夏の気温や湿度が高い時期に、ゴミ収集日まで家の中に置いておく必要もないのでゴミ箱を開けるたびに匂いを気にすることもないですし。
ベランダのゴミ箱に入れておく必要もないし、来客があっても、家の中の匂いを気にする必要がないです。
あとは、家を留守にしても、生ゴミを捨てられないから困ったな等も気にする必要がないのはとても助かります。
キエーロは、我が家にはとても合っていると思いました。
土の中の微生物は本当にすごいと思います。
追加:1ヶ月半後に見つかった魚の骨
割ってみたら、ぽろっと分裂しました。
臭いは全くないですし、私はスコップでザクザクと崩しています。