最近、スーパーの「見切り品コーナー」が大人気で、以前より明らかに増えている気がします。

みんな考えることは同じですね。

物価高の波は容赦なく、ただ銀行にお金を眠らせておくだけでは、気づかないうちに価値が目減りしていくインフレの時代。

2021年1月から2023年8月まで、特定口座で積み立てていたeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、積み立てを止めたあとも、そのまま保有し続けてきました。

気がつけば運用を始めて5年4ヶ月目。

今回も、我が家の運用画面を公開します。

我が家がなぜ、あえて値動きの波がある株式市場にお金を置いておいたのか。

【画面公開】5年4ヶ月放置した、我が家のオルカン運用結果

難しそうな数字が並んでいますが、注目すべきは「青・緑・赤」の3つのボックスだけです。

超シンプルに計算式で表すとこうなります。

 {【青】これまでに預けたお金} + {【赤】増えた分} = {【緑】いま現在のこの口座の価値}

実際の数字を当てはめてみます。

・【青の囲み】累計買付金額:38,417円
お財布から出してオルカンに「預けたお金(元本)」の合計です。

・【赤の囲み】トータルリターン:+50,264円(+130.83%)
5年4ヶ月の間、市場の波に乗って増えた「評価上の儲け(含み益)」の分です。
預けた元本よりも、増えた儲けの金額のほうが大きくなりました。

・【緑の囲み】評価額:88,681円
元本に増えた分を足した、「いま現在のこの口座の価値」です。

もし銀行に預けていたら3万8千円に毛が生えた利息しかつかなかったお金が、5年4ヶ月ただ株式市場に置いておくだけで、8万8千円超の価値にまで育ってくれました。

もちろん、売却して現金化するまでは本当の意味で「手元のお金」にはなりませんが、ただ眠らせておくのとは違う「育つ資産」の存在を、日々実感しています。

そもそも「オルカン」ってなに?


ここで、投資に馴染みがない方向けに少しおさらいです。

オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託の略称。

一言でいうと、「これ1つ買うだけで、アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など、47カ国 世界中(約3,000社)の丸ごとすべての詰め合わせパックに投資できる商品」です。

どこか1つの国や会社がダメになっても、世界のどこかが成長していればカバーできるため、究極の「リスク分散」ができるお守りのような存在として人気を集めています。

なぜ「5年4ヶ月」も株式市場にお金を置いておくの?

投資において「期間」は最強の味方です。今回、我が家が「5年4ヶ月」という期間を維持できたことには、大きな意味があります。

もし、1年足らずで弱気になって解約していたら、たまたま市場が悪い時期(暴落期)に当たってマイナスになっていたかもしれません。

しかし、5年、10年とお金を市場に置いておく(長期投資する)ことで、一時的な大暴落の波も、その後の世界経済の回復と成長の波にかき消され、結果として右肩上がりの果実を得やすくなります。

「お金を動かさず、じっと寝かせておくこと」自体が、立派な投資の技術なのです。

手数料が限界まで安い「インデックスファンド」を選ぶべき理由

投資信託には、プロが株を厳選する「アクティブファンド」と、市場全体の平均値を目指す「インデックスファンド(オルカンなど)」があります。

選ぶべきは圧倒的に後者のインデックスファンドです。理由は「手数料(信託報酬)が驚くほど安いから」。

同じ「世界株式」なのに差が出た理由 ─ アクティブとインデックスを1年10ヶ月比べて見えたこと同じ世界株式を投資対象に、アクティブファンドとなインデックスファンドを1年10ヶ月比較。買付日を揃えた実体験から、差が出た理由や途中経過で見えたことを整理しました。投資は実験中です。...

オルカンにかかる手数料は年率0.05%前後と、破格の安さです。

投資の世界では、将来の利益は予測できませんが、「自分が支払う手数料」だけは確実にコントロールできます。

無駄なコストを極限まで削ることこそが、長期で資産を増やす最大の近道になります。

まとめ:「株式の波」を気にせず続けるという最強の戦略


画面を見ると、我が家の買った平均価格(平均取得価額)は16,087円ですが、現在の値段(基準価額)は37,136円と、大きく値上がりしています。

この5年4ヶ月の間には、コロナショックをはじめ、株価が大きく下がって世間が不安になる時期も当然ありました。

「投資信託なんてもうオワコン、米国株の終わり」などの煽りもたくさんありましたし、気持ちが揺らぐような発信も有象無象にありました。(きっとその方が再生数や閲覧数が伸びるのでしょう)

しかし、株価が下がっている時期は、見切り品コーナーと同じ。

「同じ金額で、より多くの量(口数)を安く仕込めるバーゲンセール」にすぎません。

株価が上がっても下がっても、日々の値動きを気にせず「淡々と、忘れたふりをして持ち続ける」。

この引き算の姿勢こそが、最終的にこのような大きなリターン(+130%超)を生む最大のコツです。

これからも航路を守って、淡々と続けていきます。

いまはNISAという仕組みもあり、これから投資を考える方にとっては、以前よりも始めやすい環境が整っていますね。

私自身、NISAも始めていますが、それでもこの特定口座は残しています。

※最後にちょっと真面目なお話を。
本記事に掲載している実績は、あくまで我が家の一例です。投資信託(オルカン)は世界の成長に乗る頼もしい存在ですが、魔法の箱ではないため、タイミングによっては当然「元本割れ」する波の時期もあります。
最終的な投資の判断は、ご自身のお財布と相談の上、自己責任にてお願いいたします。
お互い心地よい範囲で、賢く付き合っていきましょう。

投資の知識や捉え方などは、煽りのない本から吸収しています。

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