50代ともなると、身体の衰えは感じていましたが、まさか自分が難聴になるとは思ってもみませんでした。
少し前に風邪を引いて、鼻水もあまりでない症状の風邪でした。
その風邪もほとんど治り、身体も動く状態ですが、ある朝、耳の中に水が入ったような違和感が起きました。
聞こえずらくなったらすぐに診てもらうのがいいそうなので、違和感があったら耳鼻科に検査を受けにいくといいですよ。
重要視していなかった
耳の状態が聞こえづらくなって数日間は、いずれ治るだろうと思っていたんです。
私の場合ですが、全く聞こえないわけではなく、こもった感じですが聞こえると言えば聞こえる。
高い音は聞きとりやすいが、低い音はとても聞きずらい。
少しリンパが腫れて聞こえずらくなっているのだろうという程度で、考えていました。
しかし、日が経つにつれて「ん?なんだか違うのかもしれない」と思うようになり、1週間ほど経過して病院に行って検査をしてもらいました。
突発性難聴という診断
耳の中をみて、「耳垢が溜まっていることもないので、検査をしましょう。」と言われ、健康診断でやるような耳の検査をしました。
そして、下された診断が
「突発性難聴です」だったんです。
最初は、「え?」という言葉しか思い浮かばない。
「この水が溜まった感じがそうなんですか?」と聞いたら、「そうです」という返事。
こだましたのが、この言葉
どう生きていく?
提案
先生に、「ステロイドで治療するということもできますが、治る確率は3割程度です」と提案が出ました。
3割か。
すぐに決断できず、今回お薬の治療は諦めました。
※あくまでおっかちゃまの話なので、もし同じ症状になった方は説明をしっかり聞いて、自分の頭でちゃんと考えて決断してくださいね。
どう考えるか
今回の診断で、ショックを受けたことは確かです。
今まで聞こえて当然が、実はありがたいことだったのだと身に沁みて感じています。
しかし、考えをまるっとひっくり返して、90%以上の身体の部分は健康で、話せるし、片耳でも聞こえるし、歩けるし、手も動く、食べれる。
視野が狭くなると、聞こえないことに集中しすぎて疲弊してしまう。
自分がどこに視線を向けて考えていけるか、そこがかなり重要になります。
これも、本を読んだり、勉強をしてきたおかげだと思うんです。
哲学って難しくて敬遠してた分野だけど、めっちゃ面白い。
自分のことを見つめる機会をくれて、視野がグワっと広がる。
今後どうなるかなんてわからないから
そう、ほんの数日前まで難聴になるなんて夢にも思わなかった。
インフレがここまで進むなんて思いもよらなかった(汗)
義両親が認知症になるなんて思いもよらなかった。
ショックあり、考えを変えることもあり、もうね色々あります。
世の中だけでなく、自分の身体も自由にならないのか。
なら、どう人生楽しむかを真剣に勉強していこうと決意した次第です。
まずは、後回しにしないで、本を読もう。