黒土で生ごみが分解されるキエーロ。
本当に素晴らしいなと思って使っています。
そして
キエーロって何という方の詳しい話はこちらをお読みください
自作のミニキエーロで、分解しづらい魚を骨ごと入れて実験した結果はこちら
今回は、フルーツ編です
気温も暖かくなってきたことで、微生物たちの動きも活発で、分解も早くなってきている今日この頃。
ミニキーロを自作してから、ゴミ箱に生ごみを捨てることが減ったので、燃えるゴミを捨てるのが、2週間に1度くらいになりました。
そこで、今回は繊維が硬めのパイナップルの皮を投入してみました。
台湾産パイナップル
実験に使用したのは、台湾産のパイナップル高さ15㎝直径13㎝ほどのやや小ぶりの大きさです。
葉の部分は含めていません。
パイナップルを一個切った皮を入れました。
土を15㎝ほど掘り、皮を投入した後は、普通は水を入れますが、我が家では米のとぎ汁を入れています。(土と皮が混ざる程度なので、水分は全部入れていません)
土と皮をよく混ぜて、
虫などが来ないように、土をしっかり被せます。
投入から8日後
実験経過を見るために、掘り返します。
まだ、皮の形が残っている物があり、完全には分解されていませんが、微生物が活発な証拠の菌糸が出てきています。
魚の時もそうですが、時間がかかりそうな場合は1週間以上そのままにしています。
暖かい時期なら、分解が早いもの、たとえばご飯や、肉、麺、油などは3〜4日で大丈夫でした。
さらに2日後
お天気も気温も高くなってきたので、さらに2日後掘り返してみました。
かなり分解が進んでいましたが、3㎝くらいの皮の塊と、底の部分が出てきました。
パイナップルの皮もちゃんと分解されます。
最後に
臭いが出ないように、今回も穴を深めに掘り、土をしっかり被せたおかげで、虫なども寄ってきていません。
我が家のベランダは、狭いので強風の時は雨もあたります。
先日は、台風かと思うくらいの風と雨でしたが、自前で作った割には雨が入ることもほとんどなかったです。
キエーロの置き場所についてですが、冬場(氷点下15度以下)になると日光はほとんどあたりませんが、春から秋は午後の数時間はあたります。
風はかなり強めです。
この条件下ですが、キエーロの役目を果たしてくれているので我が家は本当に助かっています。
土が増減することがないので、コストパフォーマンスは最高です。
また、土と容器と蓋で1度作れば、微生物が生きてくれている間は一生使えるのもありがたいです。
追記:パイナップルはその後も何回か投入しています。
通常売っているような大きめの物も投入してみましたが、消化酵素が多めのおかげか微生物が働きやすいようで、分解は速くなっています。
結果、跡形もなく分解されました。
お家にあるものでも作ろうと思えば作れると思います。
風を通すために、中蓋代わりに使用しています。
蓋のサイズは、こちらを参考にしてみてください
蓋のみもありました。
上記の容器のサイズの蓋です。
蓋の上に、重石(レンガなど)を置くなり、穴を開けて止めるなりして、蓋が飛ばないように作ってみてくださいね。