貴重なお時間をいただいてありがたいです。
暑いので、おかしくなってる50代と思って読んでもらえると楽しいかもしれません。
ココロ
さて、
心ってなんですか?
よく、自分の心に聞いてみなさい。とか
心を込める、心を打つ、心が痛いなどたくさんありますが、もし友人やお子さんに聞かれたらどう答えますか?
はい、どうぞって見せられない。
私はずいぶん前から「心」ってなんだ?という疑問がずっとありまして、
聞いてみた
一時スピに没入し、その界隈では意外と知られている方に質問したことがあるんですよ。
たまたま、神社に行ったときに胸の中で鈴みたいに揺さぶられた時が一回ありまして、その話をした後で、
って聞いたら、その人が笑って
って答えられたんですよ。
その時はそうなんだ。としか思わなかったんですが、何か腑に落ちない。
決して、その人が悪いとかじゃなくて、自分の中で『?』が払拭されないんですよね。
*そちらに興味があったのは、数年前の話で、現在はまったくそちらには興味がなく、普通に暮らしています。
辞書
あまりにわからないし、手応えがないので、辞書で調べたんです。
こころ 人間の体内に宿り、人としての感情や意志などの精神活動を起こさせる元になると考えられているもの。
って書いてあるんですよ。
新撰国語辞典第9版より抜粋
わかりますか?
言葉をお勉強中のおばちゃんにはなかなか難しい。
ですが「こころ」って、自然にわいてくるこれのことかな?とか
では辞書に書いてある感情とはなんだ?と思って辞書を引くと
感情とは、物事に感じて動く心。精神活動の情的側面
ここにも「こころ」は出てきますが、さらに深みにハマる疑問。
インターネットを使わず、わざわざ辞書を使うのは、頭と身体を使うことで覚えたり、考えたりすることをしたくなったからです。
考える
こんなこと考えるのって、暇人じゃない?と思われるかもしれませんが、そうも思わないんですよね。
なぜなら、物質は説明は可能だけれど、説明しづらい事ほど、日本語には多いんですよ。
なので、50年間考えずにいたので、ここへきてふと気づいたんですよ。
ってことに、
こころについて前進
そんな長年の疑問を一言で伝えてくれた本がありました。
養老孟司先生ってご存知ですか?
東大医学部を卒業されて、解剖学の教室に入られて、教授になられた方です。
現在は、解剖学者、東京大学名誉教授でいらっしゃるそうです。
その先生の著書に書いてあった衝撃の一言が
実は心は、場所とは無関係な概念です。心は働きだからです。構造には一定の場所がありますが、働きには一定の場所はありません。
養老先生のさかさま人間学より抜粋
『心は働き』私にとって、この一言は深く刺さりました。
あ、これは心に刺さったのか。
働くって、確かに掴めないです。
ツカメタラヤバイ。。
常に動いて変化しています。
ですので、心のありかを探し続けていたら、絶対に見つからないです。
大きな勘違いをしていたことに気づかせてもらいました。
そんなことわかっているよ。と言われるかもしれませんが、わからないこちらからしてみると、大発見なんですよね。
50代の勉強
私のわからない事の大体が、この常に動いていて変化しているって事なんだということです。
こうやって、50代のおばちゃんは、言葉についてもっぱら勉強中です。
というか、見る方向の違いで言葉も本当に変わってくるものだなと思うんです。
本が好きになるにつれて、言葉を知らないことに自分で驚くばかりです。
辞書を引きながら意味を確かめて、またそこからさらに点と点を線で繋ぐということもしているので時間がかかっていますが楽しいのです。
本はすごくおすすめです。
グサリと刺さるこの一言。
すごく丁寧に作られた本だなと思います。
挿絵も可愛くて、一章一章が短くまとまっていますが、深く考えさせてもらえます。
出版社が最高で、広島の世界で最も田舎にある出版社という「ぞうさん出版」さん。
なかなかパンチのある代表取締役社長の植田さんのYouTubeもおすすめです。