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プランターの土、どう選ぶ?初心者がまず知っておきたいこと

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昨今の物価上昇の影響もあり、食費の節約や生活の充実を目的に、今まで以上にプランター栽培を始めたいと考える方が増えています。

特に野菜の高騰が続く中で、「自宅で育ててみたい」と思うのは自然なことです。

私は昨年まで、簡単に育てられる大葉やプチトマトを育てていました。

その時、土選びで少し失敗したので、この記事を「これからベランダでプランター栽培を始めよう」という方へ始めてしまう前に読んでほしいメモとして書いていきます。

失敗から学んだ土選び

土も苗もタネも簡単に買える。

そう思ってじゃんじゃん購入していた時期がありました。しかし、いざ引っ越しをすることになった時に、その処分が大変なことに気付かされることになりました。

なので、どんな人にどんな土が合っているのか、特徴や価格帯も交えながらお話ししていきます。

ホームセンターやネットショップをのぞいてみると、数百円から高価なものまで、さまざまな培養土が並んでいて迷ってしまうこともあります。

そこに行き着く前にまずは、調べてほしいことがあります。

1. プランター栽培の土は主に2タイプ

プランターで植物を育てる際に使われる土は、主に以下の2つに分類されます。

* 再利用を前提とした土(例:有機質を多く含む培養土

* 処分しやすいことを売りにした土(軽量・簡易タイプ)

それぞれに特性とメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや居住環境に合わせて選ぶのがポイントです。

2. 再利用できる土の特徴と価格


再利用できる土とは、通気性・保水性・排水性のバランスが取れており、有機物や腐葉土、赤玉土、堆肥などがバランスよく配合されているものです。

特徴

栄養分が豊富で、野菜やハーブなどの栽培に適している

根張りが良く、植物が元気に育ちやすい

ふるいや乾燥、太陽にあてて消毒を行うことで翌年も再利用可能(連作注意)

※ 連作とは、同じプランターや土で毎年同じ種類の植物を育て続けることを指します。病害虫が発生しやすくなったり、栄養のバランスが偏る原因になります。毎年ちがう種類の植物を育てる「育てる野菜を変える工夫(=輪作)」が効果的です。

価格の目安

市販の再利用できる培養土は 12リットルあたり600〜800円前後

1リットルあたり約50〜67円程度

土は少し高価でもいいものを購入することをお勧めします。なぜなら、安い土を使った時は、水捌けも悪く、肥料の力でも苗の育ちが悪かったからです。
実際に、使ったことがある花ごころは野菜も花も育ちがダントツでよかったです。

向いている人

持ち家に住んでいる

土の処分が比較的容易な地域に住んでいる

毎年ガーデニングを楽しみたい人

家庭菜園を継続して続ける予定の人

ただし、使ったあとは「ふるいで根や古い土を取り除く作業」が必要になるため、多少の手間がかかります。

3. 処分しやすい土の特徴と価格


処分しやすい土とは、天然素材ではなく、ココヤシピートや木のチップなど可燃物に近い素材がメインになっているタイプです。

「燃えるゴミで出せます」と表示されていることが多いですが、自治体によって処分ルールは異なる(燃えないごみなる場合や一回に出せる量に設定がある等)ためこちらも事前確認は必須です。

特徴

軽くて扱いやすく、室内やベランダ向き

引越し時の処分が簡単

長期の栽培を目的としていない

価格の目安

5リットルで約500〜700円程度

1リットルあたり約100〜140円とやや割高

全く作ったことがないという方には、通常よりは高くつきますが、すぐに始められて土も捨てられるこちらから始めると失敗が少ないです。

肥料は液肥もありますが、ハイポネックス粉が肥料として優秀なのでお勧めできます(溶けにくいのがデメリットですが肥料としては最高です)

向いている人

賃貸住宅にお住まいの方

ごみの処分が制限されている地域に住んでいる方

初めてで、まずは試してみたいという方

4. 土以外の選択肢?水耕栽培とハイドロボールの注意点


「土は処分が面倒そうだから、水耕栽培はどうだろう?」と考える方もいるかもしれません。

たしかに土を使わない水耕栽培やハイドロボール栽培は清潔で、虫の心配も少ないというメリットがあります。

ただし、

液体肥料の濃度調整

水の腐敗防止

定期的な水交換・容器の掃除

など、日々の管理が意外と手間です。

また、ハイドロボールなどは「不燃ごみ」や「回収不可」に分類される自治体もあり、捨て方には注意が必要です。

必ずしも土より手軽とは限りませんが、根がどのように伸びていくのか、植物が根から葉へと成長していく過程を間近で観察できるのは、室内栽培ならではの魅力です。

まとめ

初心者が土選びで失敗しないためには、

土の種類と特徴を知ること

価格と再利用性を理解すること

処分方法をあらかじめ確認しておくこと

この3つがポイントです。

また、1年目はプチトマトなど育てやすい野菜を、袋栽培でプランターを増やさず試してみてから土や、プランターを増やしてみると自分の栽培方法を確立しやすくなります。

支柱などは、100円ショップで購入できるので、コストも手間も最小限に抑えられます。

節約でやってみたけど実は合っていなかったというのも、1年で大体わかるので、最初は小さく始めてみることをお勧めします。

1年だけでも、自分で育てた喜びという経験は思い出として残っていきます。


大葉は出来始めると、毎日取らないと葉が硬くなってしまうので、醤油とラー油に漬けて翌日ご飯と食したりしていました。

モノを増やさず、処分も想定しておく。ライフスタイルに合った選択をする。
これが、ミニマリスト的なプランター栽培の始め方です。

まずは、育ててみたい植物のことと、ご自身の生活スタイルを思い浮かべながら、ぴったりの土を選んでみてください。