いつの間にか、キッチンに「まあ、これでいいか」という道具が増えていました。

そこで今回、よく使うものだけを見直して、キッチンの“一軍”を整えることに。

100均で十分と思っていた道具も、少しだけグレードを上げたら、料理中のプチストレスがかなり減りました。

今日は、買い替えて正解だった2つをご紹介します。

10年使った100均グッズからのアップグレード


まずはピーラーです。

これまでは、ずっと写真左側の100均ピーラーを使ってきました。

ほかを知らなかったので、ピーラーって、だいたいこんな切れ味なんだろうと、ごく当たり前のように使っていました。

ところが、以前から気になっていた“口コミのいい貝印のピーラー”(写真右側)を昨年購入。

使った瞬間、どうしてもっと早く買わなかったんだろう!と思うほど、切れ味の違いに驚愕しました。

ケチらず、最初からこれにしておけばよかった。

切れ味で食べ物が変わる?


100均のピーラーは昨年処分してしまったので、手元で比較はできません。

ただ、以前 YouTube で、ジャガイモの皮むきを比較している動画を見たことがあります。

その中で、貝印のピーラーは「野菜がみずみずしく仕上がる」 と紹介されていたんです。

「へぇ、そんなに違うんだ」と思っていたのですが、実際に私も使ってみて、

あ、こういうことかと納得しました。

これは、見切り品の大根をむいたときの話です。

傷んだ部分をピーラーでスーッと削ると、気持ちよくむけるだけではなく、断面が本当にみずみずしいんです。

確かにこれは人気があるのも納得です。

時短になってさらに


ジャガイモでも試してみましたが、私が包丁で皮をむくと、どうしても実まで厚く削ってしまってもったいないんですよね。

その点、ピーラーなら ほぼ均一の厚み で皮だけをスッとむけます。

しかも、包丁より断然早い。

本当に、「スイスイ…」と気持ちいいくらいでした。

使い慣れている方には当たり前かもしれませんが、貝印のピーラーは、100均とはまったく違う切れ味でした。

もう一つのアップグレードした物

その名も「立つしゃもじ」です。

前は、マーナの「プレミアムクリア」の立つしゃもじを使っていました。

でも5年くらい毎日使っていたら、だんだんご飯がくっつくようになってきてしまって、試しに100均の立つしゃもじへ乗り換えました。

これは失敗したなーと思いました。

全く使い勝手が違うんです。

先端の薄さ

まず、先端のフチの薄さがまったく違います。

マーナのしゃもじは、先端のフチがとても薄いので、ご飯粒まできれいにすくうことができます。

さらに、すくう部分が広いので、盛り付けもしやすいんです。

一方で、100均のしゃもじは先端のフチが少し厚め。

そのせいで、ご飯粒がつぶれてしまうことがありました。

我が家では活力鍋でご飯を炊き、炊き上がったら保温用の鍋にいったん移すのですが——

正直、しゃもじのフチなんてどれも同じだと思っていましたが、その少しの厚みの差だけで、ここまでご飯の扱いが方が変わるんだと驚きました。

まとめ


今回ご紹介した2つのキッチングッズは、どちらも「100円で十分」と思っていましたが、使ってみてその違いを実感しました。

ピーラーは、切れ味が良くなるだけで下ごしらえが早くなり、しゃもじは、フチのわずかな厚みの違いだけで、ご飯の扱いやすさが変わります。

どちらも決して高い買い物ではありませんが、100円に比べてしまうと、何倍もの金額になります。

しかし、毎日の家事で何度も手にするものだからこそ、少しだけいい物を選ぶほうが、結果的にラクができると感じました。

「最近、ちょっとストレスだな」と思うキッチングッズがあれば、思いきって見直してみるのも、ひとつの節約かもしれません。

年明けは、新しいキッチングッズで、気持ちよくスタートするのもいいですね。

使い勝手は同じですが、スタイリッシュがいいという方なら、プレミアムクリアが断然カッコいいです。