「年金」という言葉が、だんだん現実味を帯びてきました。

50代になって、はじめて将来のお金のことが気になり始めたという方も多いのではないでしょうか。

私自身、かつては「何とかなるだろう」と思っていたのに、あるときからニュースや年金制度の話題に目がいくようになり、「これからの生活、大丈夫かな…」と不安になりました。

でも調べていくうちに、「年金は“ゼロ”ではないけれど、想像以上に少ない」という現実を知り、だからこそ今の生活を見直して備えていくことが大切なんだと気づきました。

この記事では、ミニマリストである私が実際にやってきた、「お金を増やせた3つの方法」をご紹介します。

1. 固定費を見直す(格安SIM)

私が最初に見直したのはスマホ代です。

以前は、夫婦で月額2万円以上を支払っていましたが、思い切って楽天モバイルに変更。

その結果、2人で月額3,500円以下に。

電話番号も変えて心機一転、楽天ポイントも活用して月々の支払いをさらに削減できました。

ちなみに、サブ回線として月額290円の格安SIMを使っている話もこちらで詳しく紹介しています。

月額290円で1GB+電話番号つき!日本通信の格安SIMを初期費用まで抑えて始める方法「通話用にもう1つ番号がほしい」 「メイン回線が圏外になったときの保険がほしい」 「サブスマホを格安で活用したい」 「月額の支払い...

元々楽天カードを使っていたので、ポイントが貯まりやすく支払いにも充てられて便利でした。

当時は設定に少し苦戦しましたが、今は店舗も増えて年配の方でも安心して始められます。
■ 節約額:月16,500円(年間198,000円)

2. 保険を見直す


次に見直したのは保険です。以前は、大手保険会社に月額5万円以上を支払っていました。

内容は年金保険、生命保険、自動車保険、火災保険など。

情報収集をしていく中で、必要な保障だけを残し、あとは思い切って解約。

結果、保険料は月15,200円まで下がりました。

現在は、共済と必要最低限の火災保険に加入しています。

■ 節約額:月34,800円(年間415,900円)

30年以上続けたお宝保険は続けなきゃダメ?我が家の選択は?30年前に契約した「お宝保険」。高い予定利率で魅力的ですが、出口戦略を考えた我が家はどうしたのか?課税や確定申告の問題、NISAへの切替など、実体験をもとに詳しく解説します。...

3. 浮いたお金を投資へ

節約できたお金を使って、少しずつ投資も始めました。

最初はセゾン投信で1万円からスタート。

投資は怖いと思っていたけれど、やってみると意外と落ち着いて続けられるものでした。

現在は楽天証券とSBI証券を活用し、分散して運用中です。

もちろん失敗もありました。

暴落時に焦って売ってしまったこともあります。

それでも学びを活かしながら、少しずつ利益も出てきています。

■ 投資スタイル:全貯蓄の半分まで、無理のない範囲で運用

節約額まとめ

※スマホの方は横にスライドしてください

内容 変更前 変更後 節約額(月) 節約額(年)
スマホ代(夫婦2人分) 約20,000円 約3,500円 約16,500円 約198,000円
保険料(各種) 約50,000円 約15,200円 約34,800円 約415,900円
合計 約51,300円 約613,900円

まとめ

通信費と保険の見直しで年間約57万円の節約。

そしてそのお金を投資に回すことで、お金が「減らない安心感」と「増える楽しみ」の両方を手に入れることができました。

周囲に相談できなくても、情報は自分で集められる時代です。

これからも「好きなことに使うお金」と「未来のために育てるお金」をバランスよく管理していきたいと思います。