50代以降の方や、両親は生命保険に入っている方が多いと思います。
ご両親がどのような保険に入っているかご存知ですか?
義両親の保険事情を知らなかった
義両親の家の片付けで分かったのは、義両親は複数の保険商品に入っていたことです。
家の片付けの際、契約書類やハガキ、封書、預金通帳と照らし合わせて確認をしていました。
一括で払った保険もあれば、80歳を過ぎてさえ、毎月数万円の保険金を払っていたことを知った時はさすがに驚きました。
未来の心配は幾つになってもしているんですね。
受取人と指定代理請求人
保険金の請求は受取人の義母がしなければいけないと思って心配していたのですが、義両親が先々を見越していたのか、保険の担当者のおかげか、ちゃんと保険金は無事入金されたそうです。
それは、
子供を指定代理請求人にしていたから。
そのおかげで、生命保険については、受取人は義母、指定代理請求人が子供(相方の兄弟)だったので、スムーズに手続きが進められました。
保険に入ることに異論は無いですが、受取人と指定代理請求人という制度も、しっかり把握しておくことで、残された家族は助かります。
我が家の保険事情は
少し我が家の保険事情の話をすると、
9年ほど前に大幅な家計の見直しをして、月額4万円ほど(年間48万以上)の保険を全て解約し貯蓄や投資にシフトしています。
現在は、
共済:月額2,000円×2人
相方が就職した時に契約した金利の良い個人年金:月額10,000円
火災保険:年額1,700円です。
車は持っていないので、契約はなしです。
個人年金は今解約しても、払込金額よりプラスになっていますが、相方がどうしても続けたいというので払込しています。
保険の心配事
ほとんどの保険の受取人は義母になっていました。
無事に保険は下りたのですが、その前に幾つが心配していたことを書きます。
心配していた事
1、義両親の家を片付けた時に保険の契約はあるようでも、証券が見つからず「大丈夫かな」と心配していました。
保険証券については「証券が無いと保険金が受け取れません」とはならず、保険の契約者と被保険者の続柄が分かれば大丈夫でした。
この時も「法定相続一覧図」が役立ちました。
2、保険契約の際、一括払いをしていた場合「毎月通帳からの引き落としがないので、保険に加入しているのか分からない」ということもありえます。
特に数十年前の契約だった場合は、お手上げなんてこともあるかもしれません。
義父の場合は、たまたま保険会社から封書が届き、分かった保険がありました。
もし、保険の契約が分からない、そんな時は、生命保険契約照会制度という保険契約の有無を有料で調査してくれる協会があるので、確認することもできます。
ついでに、借金がないかも確認できる信用情報機関もあります。
何も知らずに相続金を受け取り、実は借金の方が多かったなんてこともあるそうなので、借金の有無が分からない親族の相続が発生したら、相続開始を知ってから3ヶ月以内に相続放棄の手続きができるので、こちらも一緒に知識だけ入れておくと良いですよ。
下記のホームページに詳しく書いてあるので、リンクをつけておきます。
債務の相続は避けたい!亡き親の借金の調べ方をパターン別に解説
親が健在で、しっかりしてるから大丈夫ということで、全て親まかせというのは先々苦労することがあるかもしれません。
法律は数年毎に変わるので、新しい情報を取得するのも大切ですし、士業の先生に頼る場合でも全く初めてというより、相続についての用語を知っているだけで話が短縮できます。
本の力を借りるのも良いものです。
子供がいない我が家の考えを書いてます。